貝原益軒の養生訓を読む 50回 最終回
最終回となりました。鍼と灸です。
鍼
鍼の効用と鍼を用いる時期と病症
針を刺すのはどういうことか。鍼を刺すのは、血の滯りを
なくし、お腹のしゃく(意味不明)を散らし、手足の
痛みやしびれをとるのである。急性の腹痛には、薬や
灸などより、効果が早い。便秘などには良く効く。
うんと疲れている人、お腹を減らしている人、のどの
乾いている人、満腹な人、入浴後すぐの人、酒に酔って
いる人などに、鍼をしてはいけない。
衰老の人には、あらく鍼を刺してはいけない。
衰老の人は、はやく治そうと、荒く鍼を刺しては
いけない。禍となることがあるかあらだ。その時は
気分が良くなっても、後で害になる。
灸法
灸の効用
人の体に灸をするのは、なぜか。人は元気で
なければいけない。元気は陽気である。陽気は
暖かいので火に属する。陽気は万物を造る。
元気が不足して、血液が鬱滯して旨く流れないと
病気になる。だから火気をかりて、陽をたすけ、
元気を補えば、陽気が発生し強くなり、胃腸の
調子がよくなる。これが灸のちからで、陽をたすけ
気血をさかんにして、病気を治すというわけである。
(灸の製法、すえ方、火の選択、姿勢と順序など
いろりろ述べてますが、あまり参考にならいので
省略します)
長いこと養生訓を読んできましたが、時代が違うこと
で、そのまま受け取れないことも多くありましたが、
いくらかはお役にたてたでしょうか。
Dr,スピソカン
(貝原益軒養生訓、岩波文庫、石川謙校訂)















































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